自分は完璧じゃないことを、腹の底から認められると最強になる
自分ひとりで何でもできる
自分は、自分のことをよくわかっている
わたしは
若いときそう思っていました。
なので
人に頼ることは極力しないで
全部自分でやろうとしましたし
実際、たいていのことは
頑張れば、できたものでした。
結婚して
子供を授かっても
そういう思いはぬぐえず
ひとりで
育児や家事を抱え込みました。
子育ては
想像以上に大変で
「ひとりで頑張る育児」の歯車は
狂いはじめていきました。
いろいろあって
結果
「母親失格」という烙印を
医者から押されたことも
ありました。
そこで人生で初めて
自分のことを
「なんにもできない」と
思いました。
「できるはずだと思っていたことが、できない」
まあ、いうところの挫折体験です。
それが一つの原因となり
自身も病気になり
今までできていたことさえ
まともに、できなくなりました。
ところがですね、
その時に
はじめて
「できない無能な自分から逃げずに
正面から見つめる」という体験を
しました。
本当は
自分はそんな完璧じゃないことを
必死で隠すために
鎧をまとって
今まで一人で必死に
頑張ってきたことに
気がついたのでした。
まわりの反応は
どうだったでしょう。
鎧を脱いだら
文句を言われたり
見捨てられると思っていましたが
それは思い違いで
親や夫、子供、
みんながいろんなかたちで
助けてくれました。
助けてくれるどころ
鎧を脱いだほうが
家族や友人と仲良くなりました。
恥ずかしながら
その段になって
初めて
自分は
まわりの皆に
支られて
助けてもらって
生かされていると思いました。
そうやって
失敗しても
完璧じゃなくても
愛してくれる人がいることを
知ったことは
わたしのなかで
とても大きかったです。
一番の変化は
「完璧じゃなくてもいい。」と
自分のことを
そう
思えるようになったことでした。
人は
ありのままの自然体が
いちばん
輝きます。
人はありのままの自然体が
いちばん
能力を発揮できます。
それは
どこにも無駄なエネルギーが
もれず
本来のパワーが
いかんなく
発揮できるからです。
そこにたどり着くまでは
いろいろ
自分になにかを
付け足そうとしたり
大きくみせようとしたり
そんな道も通るかもしれません。
実は
付け足すより
そういう鎧みたいなものを
外していくこと…
シンプルになっていくこと…
そちらのほうが
最初は手放すのが
とても怖いかもしれませんが、
最短で
最ラクで
最強なのです。
全ての生きとし生けるものが、お幸せでありますように
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